報恩講

 報恩講を「ほうおんこう」と読みます。報恩講は「親鸞聖人の報恩講」。つまり恩に報ずる講(集い)
 どのような時代社会にあっても、その時代社会が戦乱や飢饉であっても、堪えきれないほどの辛い環境であっても、親鸞聖人の教えがあればこそ私は生きていけるんだ。親鸞聖人の教えがなかったならば、私は私として生きていけない。
 私たちの先達・先祖は万感の思いを込めて「親鸞聖人の報恩講」を勤めてきたのです。1年に一回、親鸞聖人の生涯と教えを丁寧に確かめ、自分の生き方はどうなっているのか確かめてきたのです。






永代経

 永代経はお経の名前ではありません。
 浄土真宗における「永代経」とは「永代読経」の略であり、「未来永代、末永く釋尊の説かれた真実の教えである経が読み続けられ、その経が聞き続けられ、その教えに救済され続けられる」ことを願い勤まる法要です。
 多くの場合、自分に先立ち浄土に還られた方(先達・先祖)を憶念し、先達が聞き大事にしてこれた経(教)を今を生きる私も頂こう、そして未来永代子々孫々にその経(教)を伝えようという願いのもと勤まるわけです。
 先達・先祖を御縁にするというかたちをとりますので、永代経は先祖への永代の追善供養≠ニいう認識が強いですが、浄土真宗における「永代経」は、先達・先祖を御縁として私が経(教)を頂き未来永代に伝える≠ニいうことが本義となります。




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