香炉は三本足の場合、一本が前にくるように荘厳する。(図は火舎香炉。土香炉の場合も同じ) |
花瓶(かひん)・鶴亀(つるかめ/燭台)・香炉(本来は金属製の香炉)で三具足という。これが御本尊前の荘厳の基本。花瓶は図のように、袴の部分が前にくるように荘厳する。 |
鶴がくわえている軸を「蓮軸(れんじく)」という。これは蓮の実・葉・蕾。 |
香炉に線香を焚く時、立てずに、適当な長さに折って(折り方に決まりなし)寝かす。 |
仏供(ぶく/仏飯)は図のような形にする。これは「蓮華の実」を米で形どったもの。朝のお勤めの後でお備えし正午にお控えする。 |
位牌は用いない。法名軸を用いる。法名軸はお内仏の横にピンなどでつける。縁ある故人を個別に書いたものと、家の御先祖の法名を全部書いたものがある。 |
(岡崎教務所『蓮如─あなかしこの世界』より) |
仏間は全体としてはこうなる。遺影はお内仏の真上でなく横の欄間に。御供物はお内仏の中ではなく外に。神社・仏閣のお札などはお内仏に入れない。仏事の時など、床の間の掛け軸は「南無阿弥陀仏」の六字名号ではなく仏語などをを掛ける。 |
(岡崎教務所『蓮如─あなかしこの世界』より) |
上図とこれを比較して、何がおかしいのでしょうか? |
□□□ 滋賀県草津市で信用できる仏壇店 □□□ 最近の仏壇屋は「とにかく売ればいい」という発想で、購入者が真宗大谷派を名告っているのに「仏具として必要のないもの」「真宗大谷派以外の仏具」を売りつけたりすることが多々あります。また、外見であるとか現代的な感覚を大事にすることだけにとらわれ、一番大事な御本尊(ごほんぞん)≠添え物のように売る仏壇屋があります。基本的な知識が不足している者が販売員として店頭にいることもあります。また、例えば蝋燭の真上に瓔珞を吊る、など後々のことを考えず、とにかく仏具を配置すればいいという仏壇販売員もいます。 下にあげましたのは良覺寺住職の主観でみる「滋賀県草津市において信用のできる仏壇店」です。信用のできる≠フ根拠は、 「@真宗大谷派の仏具荘厳の知識がある」 「A他宗派の仏具を売らない」 「B購入者の境遇や状況に鑑みた仏壇販売のアドバイスをする」 「C日々の勤行やお給仕のことを考え、販売する仏具の大きさや配置をよく考えている」 「D商品に間違いがない」 ということです。滋賀県草津市の在住の方(殊に真宗大谷派の方)は参考にしてください。 蛇足ながら、仏壇(お内仏)を購入されるとき、住職に相談されるのが一番よい方法であると思います。 |
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若林佛具製作所:近江草津店 |
住所:滋賀県草津市野村1-3-10 電話番号:077-564-1011 FAX番号:077-564-1013 ホームページ:http://www.wakabayashi.co.jp/ |
中村仏具店 |
住所:滋賀県草津市野村5-5-6 電話番号:077-563-9454 |