【仏事の意味を確認する】
 はっきり言って私(住職)は怠惰な男です(自慢になりませんが)。住職を何年もやっていると、お寺で勤まる年中法要や門徒(もんと)宅にお伺いして勤める仏事に慣れてしまう。そうすると、それが消化行事、消化作業のようになってしまって、そこに私自身の学び≠ェなくなってしまうのです。
 どの仏事であっても、その仏事を勤めることそのものが、私の生き方や生活に問いを投げかけているはずなんです。私はそれに気づきもしない、気づこうともしない。
 仏事を勤めながら、こんな態度ではどうしようもない。そこで、私は御門徒に仏事の意味を書いた冊子を配布するようにしました(月参りならば、何ヶ月かに一回)。内容はその時の私の各仏事に関する領解です。これは御門徒に仏事の意味を確認していただくのが趣旨ではありません。私自身が仏事の 意味をどう頂いているのか、自分自身に問うているのです(書いてて格好つけてるなあとか思いますが)。


【仏事は因習か?】
 「願いと意味をもって形は作り出された。しかし、その形の意味を問わなくなった時、それは因習になる」。これは渡邊晃純師の言葉です。これの「形」という言葉を「仏事」と置き換えて読むことができますね。
 「因習」とは古くからの習慣に従うこと。仏事が因習になるとは、ただただ昔からやってるから勤まる、ただの(それこそ)消化行事に堕してしまうという意味です。
 仏事が一つの形として伝統されてきたことは尊いことです。それまでも無くなったならば、それが生み出された願いまでも見失うことになります。しかし、ただ「伝統されてきた」ことだけに満足する態度でよいはずない。意味を問いなおし、仏事が勤められてきた願いに触れることが大切なことなのでしょう。


【真宗独自の仏事、独自の意味】
 このコンテンツには様々な仏事の意味をのせています。浄土真宗独自の仏事として「報恩講」「永代経」などがあげられます。また他宗派と同じ名称で勤めているのですが、浄土真宗独自の意味を持っている仏事もあります(特に「季節の仏事」)。これに関して、浄土真宗の了解が真で他宗が間違いといういことはありません。そこのところ、ご了承いただいてコンテンツに入ってください。


【良覚寺への仏事依頼について】
   ここに訪れてくださった方々の中には、滋賀県草津市近辺でお寺を探しておられる方もあると思います。寺を必要とする理由は、とにかく法事法要を頼みたい、葬式で早急に寺が必要、水子のお勤めをして欲しいなどなど色々あります。最近は、「中陰を二七日から勤めて欲しい」という依頼も増えました。
 可能な限り、依頼された仏事は断りません。一度、良覚寺までご連絡ください。
 ちなみに良覚寺住職のお布施に対する考え方は、このようになっております

真宗大谷派 良覚寺
住所:滋賀県草津市矢橋町1137
電話:077-562-1115

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「仏事あれこれ」の仏事の画像≠ヘ
真宗大谷派東京教区真宗会館発行・機関誌「サンガ」
から転載しています。
また作法・お内仏の画像≠ヘ研修部資料より転載しています。


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